髪を切ることは 

ご主人様を亡くされたあとずっと一人暮らしで、

後年目が不自由になりながらも

ヘルパーさんの力を借りて一人暮らしを貫いているお客様。


気丈という言葉を連想する方です。



毎回ヘルパーさんに頼んでうちにいらしてくださっていましたが


出歩くことが難しくなったそうです。



依頼を受けて、ご自宅でカットさせていただくことになりました。



もうずいぶんと耳も遠くなったようで


カットしながら話しかけても

半分くらいしかお返事が返ってきません。



それでもひととおり終わった頃



「ああ~さっぱりした、誰に会うわけでもないけど、こんなふうにいつもきちんとしていなくちゃ、ね」




と、短くしたえりあしを触りながら

喜んでくださいました。




髪を切ることは

どんなことでしょう。


「また、お店に歩いて髪を切りにいらしてくださいね」



お客様の手をにぎって、ついそんなことを話していました。




日だまりが明るいお部屋でした。

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