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娘に一番伝えたいこと  

余命の期限を超えてからも一人暮らしを頑張っていた父が入院した頃のこと。
東京ー青森間は簡単に行ける距離ではなく、不肖の娘は自分の生活を優先していました。
かなり弱って入院したとき、隣のおばさんからは「もうあまり食べられないみたいなんだよ」と聞いていたのに、食べたいもののリクエストを聞いて差し入れしたら、(食べ過ぎじゃないの?)と思う勢いで食べてくれました。
それが一回ではなくて、私が持って行くたびに平らげているので(これはきっと、無理しているのかな?)とも思うくらいでした。
病院食はお粥と柔らかいものばかり、
ドクターからはもう食事もかなり柔らかいものでないといけない、と指導されたので、「筋子やホッケの焼いたのとかぺろっと食べてるんですよ、食欲すごいんですよ」ていうと、ドクターは怪訝そうな顔。
確かに体はやせ細っていて、食べ物を受け付けていなさそうではあったんです。
「きっと、娘にいいとこ見せたかったんだろうよ」って後におばさんから言われました。それくらい周りの人からは危なそうに見えていたのでした。
ご馳走とか高級なものとかじゃない、どこで食べるかじゃない、『誰と食べるか』が大事なんだろうなぁって思ったこと。なんとなく思い出しました。
嫁ぎ先はあまり遠くじゃないほうがいいよ
娘に一番伝えたいことかもしれません(笑)

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